20枚目 向日葵

夏らしい一枚、彼女はどんな表情をしているのでしょうね？

よく見ると向日葵がこちらを見つめていたり頭が写っていないのに麦わら帽子だけが落ちていたりとどこか不穏な雰囲気が漂っています。

ちなみに向日葵の花言葉は「貴方だけを見つめる」だそうですよ、太陽の方向を見つめる向日葵らしい花言葉ですよね。

19枚目 オオミズアオ

オオミズアオをモチーフとした一枚、オオミズアオは蛾ですが翅の色は薄黄緑に黄色の眼状紋が入っていて、さらに前翅上部にピンクのラインが入ったとても美しい蛾です。

そのうつくしさにちなんで過去には「アルテミス」という月の女神様を意味する学名が付けられていたこともあるそうです。

大きな触覚はウサギの耳ようで、大きな目も相まってかわいらしい顔をしています、体もそれなりに大きく空を舞う姿は迫力がありますが毒はありません。

いかに人間をベースとした形にオオミズアオのパーツを組み込んでいくか迷いましたが、かわいいキャラクターが描けて満足です。

18枚目 たまご

わりとゆるい感じの1枚、特に深く考えずにかわいいのを描きたいと思い描きました。

目玉焼きに限った話ではないですが卵は半熟が好きです。

17枚目 ウツボカズラ

有名な食虫植物の一つウツボカズラです、食虫とは言っても大型な種類になるとカエルやネズミなんかも消化してしまうそうです。

昔読んだ話の中で人間すら溶かしてしまう事を想像させるような描写があって、その植物でありながら生き物のような要素を持つことにゾッとした記憶あります。

コバエとかを食べてくれるなら家に置いておきたいところですね、夏場は特に。

16枚目 白

小さい蛾を見つめる人間というシンプルな1枚

またも女なのか男なのか分かりにくいです。

描いたきっかけは、電車の中に小さくて真っ白な蛾がいたというだけです、かわいそうだったのでちゃんと外に逃してあげました。

15枚目 尾鰭

ぼんやりと人魚をモチーフとした一枚、なので影がヒレだったり周りに鱗っぽいものが落ちていたりします。

人間といったら女性のイメージがあるのですが、男なのか女なのか分からなくなってしまいました、まぁ性別は見る人次第ということで。

こだわったところは脚です、少し長めに描いたのもそうですし関節や筋肉の凹凸感、それと足の指の長さは中指を長くすることでヒレっぽさを少し意識しています。

14枚目 ゆりの花

カサブランカとクロユリをモチーフとした仄暗い一枚、人間はとある漫画に出てきたキャラクターの幼少期を意識して描いたので雰囲気がほんのり似てます。

花弁の絶妙な曲線や立体感を出すのが非常に難しかったです、カサブランカはうまくいったのですがクロユリは下を向いているのもあって分かりづらくなってしまいました。

普通に見ていても陰鬱とした何かを訴えかけてきそうなこの作品ですが、カサブランカとクロユリの花言葉を調べてみるとさらにどす黒い何かが垣間見えてくるかもしれません。