34枚目 ヨトウガの標本
10月に入り、ようやく少し涼しくなってきましたね、このブログではイラストの投稿のみですが私自身はどっちかというと食欲の秋派です。
部屋に引きこもりがちなので運動もしないとですね、元々ない体力が落ちていると思うのでほとほどに。
今回のイラストはまだ暑い時期に描いたヨトウガの擬人化です、標本にした理由は多分このくらいの時期に新しい標本を買ったのが影響してしまったのだと思います。
こちらに手を伸ばしている理由は、モデルにしたヤママユガは止まっている時に前脚を前に伸ばしていてその脚が背面からでも見えるのがかわいくて好きだからです。
こっちに伸ばしている手の奥行き感を出すのが難しかったです、掌の描き込みを頑張ったのですがちゃんと迫力が出ているでしょうか?
今回は触覚もちゃんと雌らしい細い触覚にしてかわいらしさを意識してみました。
前回の投稿が七月なことに非常に私自身驚いています、驚きと同じくらい申し訳ない気持ちでいっぱいです。
32枚目 恐ろし
恐ろしい化け物の前で手を合わせて祈っているような一枚、質感にこだわったのでこの恐ろしさが伝わっていたら嬉しい限りです。
手を描いたのは爪を塗りたかったからです、爪の部分は余ったネイルを塗ってみました。
メインはネイルなのに組んだ手がとても難しくかなり苦戦しました。
後ろの化け物は先述した通り、モチーフにした生き物の質感を意識した透明でぶにぶにしてそうな感じを目指しました、そして触手が伸びて今にも捕食されそうな雰囲気を目指しました
モチーフにした生き物ですが、実は「ハダカカメガイ」と言う寒い海に生息している生き物です、「クリオネ」と言った方が馴染みがあるかと思います。
クリオネはかわいいあの見た目とは裏腹に肉食で、捕食する時に体内から「バッカルコーン」という触手が現れ恐ろしい姿になります、度胸があるなら調べてみると興味深いですよ。
31枚目 手
珍しく一週間以内の公開です、特に理由はないです。
今回はひたすら手だけを描いた一枚、手といっても形がそれぞれ違った形で組み合わさっているのでまあまあ大変でした、前の動物とハンドサインを組み合わせたのと通ずるものがありますね。
30枚目 ラブカ
ちらほらとモンシロチョウを見かけるようになってきました、春ですね
それとは全く関係なく今回の作品は深海魚「ラブカ」です、かなり珍しい魚なのでまだまだ謎が多いそうです、深海はロマンがあっていいですね。
日本ではラブカと呼んでいますが、英名は「frill shark」と呼ぶそうです、その由来というのが古代鮫の特徴である6枚の鰓をフリルに見立ててそう名前がついたそうです。
なのでラブカの鰓が見えるように意識して描きました、あとは一緒に描いた人間の服の裾にもフリルをつけてみました、前に狂ったようにフリルを描いた経験が生かされたような気がします。
かわいらしい名前と裏腹に鋭い牙のある恐ろしい頭部を描こうとしていたのを覚えています、でもやっぱり自分で描く絵はなんとなく愛着が湧いてしまうので自分では怖いのかわからないですね。
29枚目 カマキリ
4月になって暖かくなって、蝶をちらほらと見かける時期になってきました、むやみやたらに外に出られないのだけが悔やまれますね
今回の作品はカマキリの擬人化(?)です、虫の中でも捕食者としての強く勇ましいイメージが強い虫だと思います。
そんなカマキリもじっくり観察してみると面白いですよ、今回だとメインの大きな2対の目に加えて頭の上部には3つの小さい目があるんです、これはカマキリだけでなく蜂にも見られる特徴です。
人間や犬などの哺乳類や鳥類なんかではありえない構造で昆虫独自の特徴で面白いです。
もっと言うとカマキリは脚が6本と他の昆虫と共通した特徴を持ちつつ、前足を進化させあの特徴的な鎌にして人のように扱っています。
かなり熱く書き綴ってしまいましたね、でもとにかくどんな生き物も観察してみると新しい発見ができて興味深いです。